めまいとは

めまいとは

私たちは自分の身体が地面に対してどのような位置にあるのか認識する器官があります。
そのおかげで目を閉じていても頭や胴体、手足がどの位置にあるのかだいたいわかります。
この認識する器官に異変があったり、認識がうまくいかない時にめまいは生じます。

めまいがでた時のお客様の表現方法は
・体がぐるぐる回っている。
・自分のまわりが回っている。
・フワフワする。
と表現されますが、異常がおきている器官によって表現の仕方も変わります。

表現の仕方から推測するめまいの原因。

フワフワするめまいは不安やストレスが原因なことが多く、目がまわるめまいは内耳が原因となっていることが多いと言われています。

体か回転するめまいは、三半規管や前庭神経の異常が多いようです。

三半規管は内耳にある器官で体の位置を認識する器官。
前庭神経は、三半規管と耳石器でキャッチした情報を脳幹へ伝える働きをもっています。

また、脳にある脳幹は体の位置、平衡を司る神経系が集まっているので、そこに障害があることでも回転するめまいはおこります。

めまいの原因となっている主なところ。

脳は、平衡感覚を司る内耳の三半規管だけじゃなく、以下の情報も元に体の位置を認識します。

身体の位置とは、立っているのか、逆立ちしているのか、うつ伏せなのか、などの体の向きのことです。

①耳の奥にある三半規管。
三半規管は、内部が液体で満たされたパイプ状になっていて、前後・左右・上下の動きを感知するように左右両方に3本ずつあります。
頭の位置が変われば液体も動くので、その流れの情報が脳に向かい位置を認識します。

②手足の位置情報。
手足を動かすと重力の影響でその位置によって筋肉の負担は変化します。
例えば立位で肘を伸ばして腕が胸の前にあるのか、おへその前にあるのかで筋肉の疲労が変わり、当然へその前より胸の前の方が筋肉は疲れます。
また、腕の位置によって使われている筋肉も違います。
これらの情報が神経を伝って脳に送られ、位置情報の補助的な役割をしています。

③視覚の情報。
自分自身の頭の傾きや周囲(物や地面、空の位置)、また動いているもの情報から体の向きや位置を認識します。

脳は、これら3つの情報を総合的に認識して、空間における自分の身体の位置や向きを認識しているので、これらのどこかに異常がでるとめまいがでるというわけです。

また、これらを改善することがめまいをよくするために大切で、整体でめまいの改善が期待できるところがわかってきます。

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