群発頭痛

群発頭痛は、脳腫瘍や脳出血などの原因がない頭痛の中で最も激しい頭痛と言われています。

・20~40歳代の働き盛りの人に多い。
・連日続く。
・深夜におこりやすい。

という特徴があります。

また、

1年のうちで決まった時期に

1日のうちでも決まった時間に

激しい頭痛が起こることから群発頭痛と呼ばれています。

痛み方

「首すじや目の奥をえぐられるような激しい痛み。」

群発頭痛が起こっている時は、いてもたってもいられない。

このような痛みで、部屋の中をうろうろしたり、その痛みから時には激しく壁に頭をぶちつけたり、のたうちまわるなどの激しい行動を伴うことが多いようです。

原因

「体内時計の狂いが原因?」

群発頭痛は片頭痛と同じように頭部の血管の拡張と炎症に関係しているとされていますが、はっきりとした原因はまだ解明されていません。

脳の視床下部の体内時計に乱れが生じることで首の動脈を取り巻く三叉神経に誤って痛みの情報が送られるのではないか、と考えられています。

頻度

1~2ケ月間にわたり、毎日決まった時間に1~2時間、激しい頭痛がおこる。

持続時間は15分から180分で持続時間はほぼ一定。

1日のうちに1回~8回程度おこる。

誘因

お酒

群発頭痛がでている間にお酒を飲むと頭痛が悪化します。

アルコールで血管が拡張して痛みに繋がります。

痛みをごまかそうと酒を飲むのは厳禁です。

また、群発頭痛患者には喫煙者が多い事からタバコは止めたほうがいいと言われていますが、定かではありません。

ただ、吸う事で悪化するのなら禁煙の努力をした方がよいと思います。

気圧の変化

急激な気圧の変化、時差などで頭痛を誘発する傾向にあります。

飛行機に載る際は、前もって体を休めるようにしてください。

また、台風や天気が悪いときも影響を受ける場合があります。

このような変化に対して群発頭痛がおきることを考えるとストレスも影響していると思われます。

ストレスは、いつもと違うことが起こっている時に高くなります。

このようなことからストレスを貯めこまない事も大切と言えそうです。

予防法

規則正しい生活と精神的安定。

頭痛が起こっている間(群発期)は、特に規則正しい生活を送ることが大切です。

早めに眠り、寝不足による集中力低下を防ぎましょう。

また、イライラしない、喜びすぎない、平常心を保つ事もすすめます。

そして、頭痛がある時の入浴は、暑くない程度のシャワーでサッと済ます。

熱いお湯での入浴は、血管拡張を促進させ、群発頭痛時にはよくありません。

群発頭痛の目安

群発頭痛の目安(国際頭痛分類第2版より)

A. B~D を満たす発作が5 回以上ある。

B. 未治療で一側性の重度~極めて重度の頭痛が、眼窩部、眼窩上部または側頭部のいずれか1 つ以上の部位に、15~180 分間持続する

C. 頭痛と同側に少なくとも以下の1 項目を伴う
   1.結膜充血または流涙(あるいはその両方)
   2.鼻閉または鼻漏(あるいはその両方)
   3.眼瞼浮腫
   4.前頭部および顔面の発汗
   5.縮瞳または眼瞼下垂(あるいはその両方)
   6.落ち着きがない、あるいは興奮した様子

D. 発作頻度は1 回/2 日~8 回/日である

E. その他の疾患によらない

以上、一般法人頭痛学会より抜粋。

不思議整体で出来ること

群発頭痛は、自律神経に異常がおこり体内時計の狂いが生じて首の動脈の血管が拡張し、炎症を起こして痛みがでます。

そして、自律神経の乱れはストレスも関係しています。

群発頭痛を改善させる為の整体は、このストレスを減らす事が目的となります。 

ストレスは、精神的なものだけではなく、公害やウイルス、身体的な疲労も含まれます。

詳しくは、コチラを読んでほしいのですが、ストレスは精神的なストレスだけではなく、脳の負担や変化もストレスとなっています。

ストレスは、このような色々あり、これらの総合的なストレスの量が個人の許容値を越えた時に、病気になったりします。

そのストレスの中で整体で緩和が見込めるものは、主に身体的なストレスや精神的なストレスです。

これらのストレスを減らすは、ストレスの総合値を下げ、群発頭痛の起こりにくい体質を目指します。

来院頻度は、始めの週は2回以上、翌週からは週1以上をおススメします。

コメント

テキストのコピーはできません。