自律神経は、生命活動を維持するために無意識に働いている脳の機能です。
・体温調節
・消化活動
・血液循環
など、内臓器官をコントロールしています。
そして、自律神経は大きく2つの役割に分けられます。
・交感神経
・副交感神経
交感神経は、活動するときには副交感神経より優位になり
副交感神経は、その逆の働きをします。
ただし胃だけ、逆の働きをしています。
運動時
運動時には、血液が必要なので交感神経が働くことで、心臓を早くし、また血管を収縮させて血流が早くなります。
そして、運動を止めれた時には、副交感神経が働き、心臓の動きを元にもどし、血管の収縮をやめさせることで血流を元にもどします。
寒い時
寒くなって気温が下がれば体は影響を受けて体温は冷えていきますが、交感神経が働いて体温を下げないように働いています。
寒さが落ちつくと副交感神経が働いて体温をあげる働きが止まります。
人がなくなれば、そのような機能が働かないので冷たくなります。
食事
胃の働きは、その逆で副交感神経が働いたときに胃酸がでて消化活動をし、消化が終われば交感神経が働いて胃酸が収まります。
暗くなったとき
暗くなると交感神経が働き瞳孔を拡大させて光を取り込めるようになり暗くても見えるようになります。
明るくなれば副交感神経が働き、瞳孔が収縮しもとに戻ります。
明るくなっても瞳孔が開いたままでは、まぶしくてまわりが見えなくなります。
たとえば急に停電になり真っ暗な部屋が、停電が復旧して急に明るくなれば瞳孔の収縮が間に合わずまぶしいものです。
自律神経はバランス
自律神経は、この交感神経と副交感神経が必要に応じてどちらかの働きが強めたり弱めたりすることで体内のバランスをとっています。
この自律神経が乱れてしまうと、さきほどあげた血管の収縮なども乱れることがあり心身にさまざまな不調が現れることになります。
つまり、自律神経が正常に働くことは、健康を保つために大切なことです。
交感・副交感神経の役割
下の図は、脊髄神経と各器官との関わりを示しています。
一般的にブレーキや抑制をかける働きは副交感神経。
加速や促進をかける働きを交感神経。
ですが、消化器官だけは逆になっています。
例えば、瞳孔を開くために交感神経が働き、瞳孔を縮小させるために副交感神経が働きます。
消化に関しては消化液を分泌するために副交感神経が働き、、消化液を抑制するために交感神経が働きます。
また、交感神経、副交感神経の働きを合わせて自律神経と呼びます。
下の図、うるまカイロの引用なので、入れなおす。
腰椎の交感神経と副交感神経は、それぞれ直腸と膀胱をコントロールしています。
腰部の重度のヘルニアにより排尿障害が起こるのはこの為です。
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