頭蓋骨を歪める原因

頭蓋骨は、骨自体が歪みます。

その理由は、骨の成分がカルシウムだけでなくコラーゲンも含まれているためです。

詳しくはコチラ

頭蓋骨を歪める原因。

頭蓋骨を歪める原因は、2つあります。

①圧力と②張力です。

①圧力

骨に働く圧力は、睡眠中の頭の重さによる圧力です。

人それぞれ頭の形は違いますが、それはこの影響が大きいです。

例えば、絶壁頭があります。

枕を使わずに硬い床や畳の上で眠ると後頭部が平たくなる、というものです。

「私は、枕は使っているから大丈夫!」

という方でも、頭の歪みを作る原因になることがまだあります。

「腕まくら」。

横向きに寝たときにしがちです。

枕が低い、または枕が今の体調に合っていない場合に、首が疲れないように頭の下に腕を置いて無意識に調整しています。

② 骨に働く張力。

骨に働く張力とは、筋肉が骨を引っ張る力です。

頭蓋骨を触れてみると骨のように感じますが、図1のように全体的に筋肉で骨は覆われています。

図1:頭に付着する筋肉
図1:頭の筋肉群

特に頭蓋骨を歪める筋肉は

A:顎を閉める側頭筋。
B:頭部への筋連結部。

この2種類の筋肉の影響が大きいです。

A:顎を閉める側頭筋

慢性頭痛をもっているほとんどの方は、側頭筋が固くなっています。

側頭筋の位置は、耳の上から前方にかけてあります。

頭痛に悩まされている方は、両手で頭を抱えるように触れてみてください。

片方だけボッコリふくれていたりしないでしょうか?

この筋肉が硬くなると、その骨の付着部を引っ張るため骨が歪みます。

B:頭部への筋連結

頭部への筋連結は

・帽状腱膜と脊柱起立筋の一部
・胸鎖乳突筋は頭皮筋膜

があります。

筋連結とは?→コチラ

・脊柱起立筋と帽状腱膜の筋連結

図2参照。

足底筋膜⇔ハムストリングス⇔仙結節靭帯⇔仙骨筋膜⇔脊柱起立筋の一部(腸肋筋⇔頭半棘筋と頸半棘筋)⇔帽状筋膜。

図2:帽状腱膜への筋連結
図2:帽状腱膜への筋連結
胸鎖乳突筋と頭皮筋膜の筋連結

図3,4参照。

足部の伸筋⇔大体四頭筋⇔腹直筋⇔胸骨筋膜⇔胸鎖乳突筋⇔頭皮筋膜

図3:フロントライン(アナトミートレイン)
図3:フロントライン(アナトミートレイン)
図4:頭皮筋膜への筋連結
図4:頭皮筋膜への筋連結

これらの筋肉に疲労や故障があり、筋肉が固くなれば、これらの筋肉を伝わり頭の筋肉まで伝わります。

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