筋膜とは

筋膜

筋膜とは、筋肉を包んでいる膜のことです。

以下は鳥の筋膜です。

スーパーで鶏肉を買ったときは確認してみてください。

その筋膜は、以下の透明な部分になります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: kin.jpg

この筋膜の役割は、

①筋肉どうしの摩擦を減らす。

②筋力の増強。

があります。

①筋肉どうしの摩擦を減らす。

さきほどの鳥の筋膜を見てイメージしてほしいのですが、皮膚のあそび(皮膚をつまんだ時に皮膚が大きく動く)は、筋肉の繊維と皮膚の間に筋膜があることで可能になってます。

この筋膜があることで異なる作用をもつ筋肉どうしの摩擦を減らしています。

例えば、下図の太ももの断面を見ると皮膚という袋のなかに、屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋という別々の働きをする筋肉が隣接しています。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 大腿断面.gif

太ももの前には、膝を伸ばす筋肉。

後ろには、膝を曲げる筋肉。

内側には、股関節を内転(内側に動かす)する筋肉。

外側には、股関節を外転(外側に動かす)する筋肉。

この皮膚のなかで別々の働きをする筋肉が伸びたり縮んだりして関節を動かします。

もし筋膜(上図の赤いライン)がなければ別な働きをする筋肉がこすれあうために抵抗が生じ筋肉を傷めます。

この筋膜があることで筋肉がスムーズに収縮し体を動かしやすくしています。

②筋力の増強

筋肉は関節を曲げ伸ばしさせたりすることで何か重いものをもったり、体を動かします。

その筋肉は、筋繊維が収縮して太くなることで力が発揮するようになってます。

何か思いものを持った時の二の腕は太くなりますよね。

さきほどの太ももの断面図をみてほしいのですが、皮膚の中にたくさんの筋肉が入っています。

大腿断面
大腿断面

筋力が強く働いてもらうには、筋繊維が強く収縮することですが、さらに筋力を増すには隣接する筋肉が固くなることでもさらに筋力が増します。

その働きを利用しているのが、サポーターや機能性タイツです。

筋肉を全体的に包むように圧迫することで、筋肉が働いたときに筋肉の負担を経るので痛みを軽減させます。

また握力は、前腕部分を逆の手で絞めつけたまま握れば力は強くなります。

このように筋肉は圧迫されることで筋力が増すのがわかりますが、その役割が筋膜にもあります。

筋力の増強させる手段として筋膜から話はそれますが、一般的な筋肉(筋繊維)を太くする以外にもうひとつあります。

筋肉(腱)に一瞬、負荷をかけ力を入れることです。

伸張反射を利用したものです。

気軽に試せる方法として

空気椅子をするように腰を落として静止した状態からジャンプするのと

立った状態からができるだけ早く空気椅子の状態になり、すぐにジャンプする場合。

この場合、伸ばされた腱が元にもどそうとするので、力が強くなり、ジャンプは高くなります。

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